「え、ちょっと待って…1000円?」
精算機の前で、私は完全に固まっていた。
たった1時間も停めていない。場所も鹿児島市内の、特別な観光地でもない普通のエリア。
それなのに、表示された金額は――1000円。
頭の中で、いつもの相場がぐるぐる回る。
「天文館でも1時間100円じゃないの?」
「いや、さすがに見間違いでしょ…」
でも、何度見ても同じ。
1000円。
正直、その瞬間はちょっとパニックだった。
でも私はそのままお金を入れる気にはなれなかった。
「いや、これはちゃんと確認しないとダメだ」
そう思って、私はその場で駐車場の周りをぐるっと見回した。
料金表示はどこ?
時間単位は?
特別料金の注意書きは?
スマホを取り出して、全部写真に残す。
「後で絶対確認する」って決めたから。
そして、やっと見つけた。
あった。
ちゃんと書いてあった。
でも――
小さい。
しかも、入口からじゃほぼ見えない位置。
さらにその日は、その駐車場に隣接している施設が休み。
人の出入りも少なくて、注意して見る人なんてほとんどいない状況だった。
つまり、
気づかない人は、そのまま“1000円コース”。
「これは…うっかり入ったら終わるやつだわ」
思わず苦笑いが出た。
自分もまさにそれ。
急いでいて、「とりあえずここでいいか」と入った結果がこれ。
完全に、やられた。
もちろん、ルール的には問題ない。
料金は表示されている。
でも――
“分かる場所にあるか”と、“見える場所にあるか”は別の話。
これ、絶対同じこと思った人いるでしょ。
私はそのまま1000円を払った。
納得したわけじゃないけど、理解はした。
そしてその場で決めた。
「これ、絶対シェアする」
帰ってから、撮った写真を見返して、状況を整理して、
この一連の流れをそのまま書いた。
✔ なぜ気づかなかったのか
✔ どこに表示があったのか
✔ どういう条件だったのか
全部まとめて投稿した。
結果、コメント欄が一気に動いた。
「ここ私もやられました!」
「分かりにくすぎる」
「これ初見で気づく人いる?」
…やっぱり、私だけじゃなかった。
でもね、正直ちょっとスッキリした。
1000円は痛い。
でも、それ以上に――
“同じ失敗をする人を減らせたかもしれない”って思えたから。
今回の教訓はシンプル。
・急いでる時ほど、ちゃんと見る
・「いつもの相場」で判断しない
・怪しいと思ったらその場で確認
そして何より――
“安いと思い込んで入ると、一番高くつく”
正直、あの瞬間は「最悪…」って思ったけど、
今はちょっとだけ違う。
「まぁ、いい勉強になったか」って。
でもひとつだけ言わせてほしい。
せめて、入口でもうちょっと分かりやすくしてくれ…
そしてこれを読んでるあなた。
次に駐車場に入るとき――
ほんの3秒でいいから、料金見て。
その3秒で、1000円変わるかもしれないから。