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Uber配達「4000円預かり379円お返し」→客「5000円渡したかも」→翌日まさかの通報
2026/03/26

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その出来事は、昨日の配達中に起きた。

いつものようにUber Eatsの配達をしていた私は、あるマンションに料理を届けに行った。
注文は現金払い。最近はキャッシュレスが多いが、まだ現金払いの客も少なくない。

注文金額は——
3,621円。

インターホンを押すと、すぐにドアが開いた。
出てきたのは、30代くらいの男性だった。

「ありがとうございます」

料理を渡し、私は金額を伝える。

「3,621円になります」

すると客は財布から千円札を取り出した。

一枚、二枚、三枚、四枚。

1000円札を4枚。

私はその場で確認しながら言った。

「4,000円お預かりします」

そして財布から小銭を出し、

「お釣り379円です」

と手渡した。

客は特に何も言わず、
「はい、ありがとうございます」

それで取引は終わったはずだった。

私は「ありがとうございました!」と頭を下げ、

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そのまま階段を降りようとした。

その時だった。

後ろから声がした。

「あのー」

振り返ると、さっきの客が立っていた。

「もしかして…5,000円渡したかもしれないです」

「……え?」

一瞬、意味が分からなかった。

「5,000円…ですか?」

「はい。5,000円だったかもしれないです」

私はすぐ答えた。

「いえ、1000円札4枚でしたよ」

実際、ちゃんと数えた。

しかもその場で声に出して確認している。

すると客は少し考えたあと、

「あ、じゃあ大丈夫です」

とあっさり言った。

「すみません、勘違いかも」

私は軽く頭を下げた。

「いえいえ、大丈夫です」

そして今度こそ配達を終え、その場を離れた。

——正直、その時は何も気にしていなかった。

こういう勘違いは、たまにある。

「5000円出したつもりだった」

「1万円出したつもりだった」

そんなケースは、配達をしていれば何度か経験する。

だが。

本当の問題は、翌日起きた。

スマホにUberから通知が来ていた。

何だろうと思い開くと、メッセージが表示されていた。

内容を見た瞬間、私は固まった。

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そこにはこう書かれていた。

「お客様から報告がありました」

さらに読み進める。

「配達時に、注文金額3,621円に対して
4,621円を集金されたとのことです」

つまり——

1000円多く取った、という通報だった。

「……は?」

思わず声が出た。

昨日の客だ。

間違いない。

あの時、

「じゃあ大丈夫です」

そう言った客が、

翌日になって通報していた。

正直、頭が真っ白になった。

もしこれがそのまま通れば、

私は“1000円をちょろまかした配達員”になる。

Uberのメッセージには続きがあった。

「差額1000円について確認させてください」

私はすぐ返信を書いた。

「昨日、1000円札4枚を受け取りました。
その場で『4000円お預かり』と声に出して確認しています。
その後、お客様も『大丈夫です』とおっしゃっています」

そして最後にこう書いた。

「もし5000円札を渡していたなら、
その場で釣り銭が1379円になるはずです。
379円しか渡していない時点で、
お客様も気づくはずです」

しばらくして、Uberから返信が来た。

「確認いたします」

それから数時間後。

再びメッセージが届いた。

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結果は——

「今回の件について、配達パートナー様の不正は確認されませんでした」

つまり、

問題なし。

私はスマホを見ながら、小さく息を吐いた。

しかし同時に、こう思った。

もしあの時、

・その場で数えていなかったら
・声に出して確認していなかったら

結果は違っていたかもしれない。

配達員は基本、客の言葉に反論しにくい。

しかも現金払い。

証拠はほとんど残らない。

つまり——

言った者勝ちになる可能性がある。

正直、1000円のためにこんなことをする人がいるとは思いたくない。

でも今回の件で、一つだけ学んだ。

これからは必ず、

客の前で、声に出して数える。

「1000円、2枚、3枚、4枚。
4000円お預かりします」

そして釣り銭も、同じように。

配達員は便利な仕事だ。

でも同時に、

こういう理不尽とも隣り合わせだ。

もしあの日、何も言わずに受け入れていたら。

私は今頃、

“1000円を盗んだ配達員”にされていたかもしれない。

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