今日、本当にありえないことがありました。
まだ思い出すだけで手が震えています。
ショッピングモールの通路。
特に混んでいたわけでもありません。左右には十分なスペースがあって、普通にすれ違える状況でした。
私はいつも通り、ベビーカーを押して歩いていました。
その時です。
正面から来た男性が、減速もせず、まっすぐこちらに向かってきました。
避ける気がない。
そう思った瞬間――
ドンッ。
ベビーカーに体当たり。
思わず子どもを見る。幸い泣いてはいませんでした。
なのにその男性は、眉をひそめてこう言いました。
「邪魔なんだけど。」
は?
通路は広い。
どう見ても、わざとぶつかってきたのはそっち。
でも私は、とっさに言ってしまいました。
「すみません…」
子どもを守ることが最優先。
余計なトラブルは避けたい。その一心でした。
そのまま立ち去ろうとした、その瞬間。
足音が止まりました。
嫌な予感。
振り返る間もなく――
もう一度、体当たり。
今度は“ぶつかった”ではなく、明らかに肩で押してきた。
ベビーカーが大きく揺れました。
さすがに我慢できませんでした。
「どういう意味ですか?」
そう言うと、彼はゆっくり近づいてきました。
サングラスを外し、低い声で。
「邪魔だって言ってるよね?」
その距離、異常なくらい近い。
香水の匂いがして、身なりは整っていて、見た目は“普通のちゃんとした大人”。
でも目が違った。
冷たくて、試すような目。
そして――
いきなりベビーカーの持ち手を掴みました。
その瞬間、頭が真っ白になりました。
私に何か言うのはまだいい。
でも、子どもが乗っているベビーカーに触る?
何様?
怒りで震えながら、私はスマホを取り出しました。
録画ボタンを押して、彼の顔を真正面から撮影。
「今、2回ぶつかってきましたよね?今もベビーカー掴みましたよね?」
そう言った瞬間、彼の表情が変わりました。
さっきまであんなに威圧的だったのに。
「何撮ってんの?」
声が少し上ずる。
周りの人が立ち止まり始めました。
「え、何?」「ぶつかったの?」「子どもいるのに?」
ざわざわと視線が集まる。
彼は一歩下がりました。
さっきまでの余裕はどこへ?
「勘違いだろ。俺は注意しただけ。」
注意?
二回も体当たりして?
掴んで?
私は震える声で言いました。
「子どもが乗ってるんです。触らないでください。」
その一言で、空気が変わりました。
周囲から小さな非難の声。
彼は舌打ちをして、
「めんどくせえな。
」
そう吐き捨てて、足早に去っていきました。
逃げるように。
あんなに偉そうだったのに。
私はその場に立ち尽くしました。
怖かった。
でもそれ以上に、悔しかった。
きっと彼は思ったんでしょう。
“子ども連れの女は強く出られない”
“揉めたくないから黙る”
“謝らせれば勝ち”
でも今日は違った。
録画した瞬間、彼は怯んだ。
強いんじゃない。
ただ、反撃されないと思っているだけ。
本当に腹が立つ。
どうしてこちらが怯えなきゃいけないの?
どうして子どもを守る側が我慢しなきゃいけないの?
はっきり言います。
二度と同じことがあったら、私は絶対に黙りません。
録画もする。声も上げる。
子どもが乗っているベビーカーに触るなんて、絶対に許さない。
あれは“偶然”じゃない。
あれは“悪意”。
今日は本当に許せない一日でした。