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後輩の女の子が、入社2年で会社を辞めた。 「使えない」と、ずっと言われ続けていた子だった
2026/05/13

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後輩の女の子が、入社2年で会社を辞めた。

「使えない」と、ずっと言われ続けていた子だった。

仕事は、確かに遅かった。

ミスも多かった。

何度教えても、同じところでつまずく。

部長は、毎日のように怒鳴っていた。

「お前、本当に大学出てるのか」

「やる気あるのか」

「他の同期の半分も働けてないぞ」

私は教育担当だった。

正直、私も「向いてないんじゃないか」と思っていた。

何度か優しく言ったこともある。

「無理しなくていいから、別の道もあるよ」って。

その子は、いつも「すみません」と言って、頭を下げていた。

その日、彼女は退職届を持ってきた。

部長は、退職届を見て、鼻で笑った。

「やっと諦めたか」

「正解だよ。お前みたいなのは、社会には向いてない」

彼女は、何も言わずに、頭を下げて出ていった。

その日の夜、私は罪悪感で寝られなかった。

私も、「使えない子」だと思っていた一人だった。

彼女が辞めて、1ヶ月後のこと。

人事部の友人と飲みに行った。

話の流れで、彼女のことが出た。

私は言った。

「あの子、結局向いてなかったのかな」

「もっと早く別の道を勧めてあげればよかった」

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すると、友人は驚いた顔をした。

「あの子の事情、知らないの?」

「事情?」

友人は、声を落とした。

「あの子、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けてたんだよ」

「入社の時、人事には伝えてた」

「『配慮をお願いします』って」

私は、息が止まった。

「でも、現場に伝わってなかったんだよね」

「人事のミス。あの子のせいじゃない」

私は、何も言えなかった。

「あの子、本当はものすごく優秀で、得意分野に当てれば誰よりも成果出すタイプだったらしい」

「でも、配属されたのが、一番苦手な"臨機応変な対応"が必要な部署」

「同時並行のタスク、急な変更、暗黙のルール」

「全部、ASDの人が一番つらいやつ」

「あの子、毎日泣きながら頑張ってたって」

「人事に何度も部署異動を相談してたらしい」

「でも、『甘え』だって、却下され続けた」

私は、何も言えなかった。

私は、彼女の連絡先を調べた。

LINEのIDだけは、残っていた。

「久しぶり。今度、お茶でもしない?」

返事は、1週間後に来た。

「いいですよ」

待ち合わせは、彼女の指定したカフェだった。

会った瞬間、私は驚いた。

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別人のように、明るかった。

ふっくらしていて、目に力があった。

「先輩、お久しぶりです」

「元気そうだね……びっくりした」

彼女は笑った。

「あの会社を辞めて、自分に合う場所を見つけたんです」

「今、IT系の会社で、データ分析の仕事をしてます」

「在宅勤務で、自分のペースでできる」

「上司も理解があって、特性に合わせて仕事を割り振ってくれる」

「年収も、前より上がりました」

私は、嬉しさと、申し訳なさで、何も言えなかった。

「先輩、覚えてますか?」

「私が辞める日、先輩に言ったこと」

「『今までありがとうございました』って」

「あれ、本心です」

「先輩だけは、私を『使えない』って言わなかった」

「『無理しなくていい』って、言ってくれた」

「あれが、私を救ってくれたんです」

私は、目を伏せた。

「ごめんね」

「私も、本当はあなたを"使えない子"だと思ってた」

彼女は、優しく笑った。

「いいんです」

「あの環境では、私は本当に"使えない子"だった」

「変わったのは、私じゃなく、環境」

「合う場所に行けば、私も役に立てる人間だった」

「それを教えてくれたのは、辞めた後の上司です」

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