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カーシェア返却しようとしたら専用駐車場に一般車→延長料金の話をした結果…
2026/04/08

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その日、私はタイムズカーを借りて外出していた。

用事を終え、時間を確認すると、返却時間まであと20分ほど。
「まあ余裕だな」と思いながら、いつもの返却ステーションへ車を走らせた。

ところが、駐車場に入った瞬間、私は思わずブレーキを踏んだ。

……え?

本来、私が車を返却するはずのスペースに、
見知らぬ軽自動車が堂々と停まっていたのだ。

地面には大きく黄色い表示で書かれている。

「タイムズカー専用」

誰が見てもわかるはずの表示なのに、そこには普通の一般車が停まっている。

「嘘だろ……」

思わず声が出た。

時間を見ると、返却まで残り10分

タイムズカーは、返却時間を過ぎると延長料金が発生する。
しかもカーシェアの延長料金は意外と高い。

私は急いで車を停め、タイムズのコールセンターに電話をかけた。

しかし――

「ただいま電話が大変混み合っております」

機械音声が流れるだけで、なかなか繋がらない。

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時計を見る。

残り7分。

正直、焦っていた。

このままでは、他人の違法駐車のせいで自分が延長料金を払うことになる。

ふとその時、私は一つの考えが浮かんだ。

「……じゃあ、こうするか」

私は車をゆっくり動かし、
その違法駐車の軽自動車の後ろにぴったりと車を停めた。

完全に出られない位置だ。

そしてそのまま車を降り、腕を組んで待つことにした。

しばらくすると、近くの自販機の前にいた人や通行人が、状況に気づいてこちらをちらちら見ている。

すると数分後――

コンビニ袋をぶら下げた男が、のんびり歩いてきた。

そして自分の車を見るなり、眉をひそめた。

「……あれ?」

その男は私の車を見て言った。

「ちょっと、出られないんだけど。どかしてくれる?」

私は静かに地面を指さした。

そこには、はっきりと書かれている。

「タイムズカー専用」

そして言った。

「ここ、カーシェアの返却スペースなんですけど。」

男は一瞬だけ地面を見たが、すぐに肩をすくめた。

「いや、ちょっと停めただけだし。」

その一言で、私の中で何かが切れた。

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「ちょっと停めただけ、ですか?」

男は平然と続ける。

「すぐ出るからいいじゃん。」

私は時計を見せた。

「返却時間、もうすぐなんですけど。」

男は少し面倒そうに言った。

「まあ少しくらい大丈夫でしょ。」

その瞬間、周りで見ていた人たちから小さく笑いが漏れた。

私は落ち着いた声で言った。

「じゃあ、延長料金払ってくれます?」

男は一瞬固まった。

「……は?」

私は続けた。

「ここに停められてるせいで返却できないんですよ。


だから、延長料金はあなたが払うってことでいいですよね?」

周りの空気が一気に変わった。

通行人の一人がぼそっと言った。

「それはそうだよな……」

別の人も小さくうなずく。

男の顔色が少しずつ変わっていく。

「いや……それは……」

私は車のキーを見せて言った。

「払ってくれるなら、すぐ車どかしますよ。」

数秒の沈黙。

そして男は、急に慌てたように言った。

「……わかった、わかった!すぐ出る!」

そう言うと、慌てて車に乗り込み、エンジンをかけた。

周りからはクスクスと笑い声が聞こえる。

車が動き、やっとスペースが空いた。

私はすぐに車をそこへ停め、アプリで返却操作を完了した。

ギリギリ、延長料金はかからなかった。

車から降りると、その男が気まずそうにこちらを見ていた。

私は最後に一言だけ言った。

「ルール守れないなら、運転しない方がいいですよ。」

男は何も言えず、そのまま車を走らせていった。

そして周りにいた人たちは、思わず笑っていた。

正直、思った。

世の中、

ルールを守らない人ほど「少しくらい」と言う。

でもその「少し」が、
誰かを本気で困らせていることもある。

あの日、私はそれをはっきり伝えただけだ。

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