今日はちょっと、疲れと怒りが限界まで積み上がった日の話。
仕事が終わって、やっと帰れると思って商店街の駐車場へ向かった。ここは会社が契約で借りている区画で、看板にもはっきり 「関係者以外 駐車禁止」 と書いてある。ルールが曖昧な場所じゃない。だからこそ、帰り道の“最後の安心”みたいな存在だった。
なのに。
私の区画に、見知らぬ車がど真ん中に停まっていた。白線を踏み、堂々と、当たり前みたいに。最初は一瞬、脳が状況を理解できなかった。疲れてる時って、現実がワンテンポ遅れて入ってくる。
次の瞬間、胸の奥がカッと熱くなった。
「……今日の私の帰宅、これで詰んだの?」って。
車内を覗いた。ダッシュボード、フロントガラス周辺、窓の隅。連絡先のメモも名刺も何もない。周りを見渡しても、それらしい人はいない。商店街だから人は多いのに、“持ち主”だけがどこにもいない。
この時点で私は、怒りというよりも“やりきれなさ”が大きかった。
残業して、空腹で、早く帰りたくて、家族に「もうすぐ」と送ったばかりで。そこへ来て、理由もなく他人の都合で足止めされる。たった数分の話に見えても、こういうのって確実に心を削る。
だから私は、に電話した。
もしもし☎️。状況と場所とナンバーを伝えて、「会社の契約駐車場に無断駐車されて出られません」と説明した。
向こうは落ち着いた声で、「こちらから連絡先を辿れない場合もあるので、連絡がつかないなら張り紙で注意してみてください」と言った。
正直、その瞬間は「え、結局こっちが動くの?」って思った。
でも同時に、そこまで言われたらやるしかない、とも思った。
私も返した。「了解っす」って。口は素直、心は沸騰。
コンビニで印刷機を借りた。
赤青の“禁止”マークと、「関係者以外 駐車禁止/駐車禁止」 の文言。いわゆる、写真でよく見るあのタイプの注意文。普通なら一枚でいい。わかってる。だけど今日は、頭の中に残業の画面がちらついて、指が止まらなかった。
印刷された紙を抱えて駐車場へ戻ると、商店街らしく周りには人がいて、自然と空気がざわついた。私はまず証拠として写真を撮った。区画表示、車の位置、ナンバー。
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