「指定袋で出してください」
それは分かる。
分別もする。
曜日も守る。
朝8時までに出すのも守る。
でも、その指定袋が売ってない。
これ、どうしたらいいの。
いつものスーパーに行ったら、ゴミ袋の棚だけが妙にスカスカだった。
最初は、たまたま売り切れかと思った。
「あー、連休前だからみんな買ったのかな」
そのくらいの軽い気持ちで近づいた。
でも違った。
棚のあちこちに赤い札が貼ってある。
「メーカー欠品」
「現在長期で欠品しております」
「次回入荷未定」
いや、入荷未定は強い。
しかも普通の袋じゃない。
自治体指定のゴミ袋。
これがないと、うちの地域では基本的に出せない。
45Lもない。
30Lもない。
20Lもほとんどない。
残っているのは、微妙なサイズの数枚だけ。
私は棚の前で、しばらく固まった。
買い物リストには、普通にこう書いてあった。
牛乳。
卵。
豆腐。
指定ゴミ袋。
その中で一番生活に直撃するものが、まさかの入手不可。
笑うしかなかった。
隣に来たおじさんも、同じ棚を見ていた。
そして小さく、
「え、これないと出せないよな」
とつぶやいた。
ですよね。
私も同じことを思っていました。
その後、念のため別の店にも行った。
ドラッグストア。
ホームセンター。
もう一軒スーパー。
結果、全部ほぼ同じ。
棚だけきれいに空いている。
普通のポリ袋はある。
45Lの透明袋もある。
黒い袋もある。
安い袋もある。
でも、欲しいのはそれじゃない。
自治体指定の袋。
あの、地域名が入った袋。
あれじゃないと回収してもらえないやつ。
私は3軒目の店で、とうとう店員さんに聞いた。
「指定袋って、次いつ入りますか?」
店員さんは申し訳なさそうに言った。
「メーカーの方で長く欠品しているみたいで、こちらにもまだ予定が来ていないんです」
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