「次に悪さをしたら、命をもってつぐないます。」
——は?
これ、小学生に書かせる内容?
7月23日、夜。
リビングのテーブルに置かれてた一枚の紙。
見た瞬間、ゾワッとした。
これ、うちの長男の字。
つまり——
書かせたのは、あの人。
元夫。
完全におかしいでしょ。
私は、この時点で完全に被害者。
相手は、明らかにやりすぎ。
言い訳できるレベルじゃない。
「これ、どういうこと?」
できるだけ冷静に聞いた。
でも、声は少し震えてたと思う。
元夫、ソファに座ったまま。
スマホ見ながら。
「しつけだろ」
それだけ。
は?
いやいやいや。
「これ、普通じゃないでしょ」
そう言った瞬間。
顔、露骨に不機嫌。
「お前さ、ほんと大げさなんだよ」
出た。
全部、私が悪いみたいな言い方。
「こうでもしないと覚えねーだろ」
は?
小学生だよ?
何言ってんの?
完全に感覚おかしい。
でもそれ以上に。
横で長男がビクッてしたの、見逃さなかった。
目、合わせない。
声も出さない。
ただ、じっとしてる。
——まただ。
怒られないように、
空気読んで、
ずっと我慢してる。
その瞬間、頭に浮かんだ。
泣き崩れてた顔。
地面に倒れ込んでたあの日。
——別の日の出来事。
でも。
全部つながった。
「ああ、ずっと怖かったんだ」
そう思ったら。
正直、ちょっと怖かった。
この人に逆らったら、どうなるか。
でも。
それ以上に。
「このままじゃダメだろ」
って思った。
「これはしつけじゃない」
はっきり言った。
その瞬間。
元夫、ガタンって立ち上がった。
「は?口答えすんなよ」
声、低い。
空気、一気に重くなる。
長男、また震えた。
その動き見た瞬間。
——プツン
完全に切れた。
元夫が長男に手を伸ばした。
「やめて!!」
気づいたら、クイックルワイパー握ってた。
自分でもびっくり。
でも、体が勝手に動いてた。
「触らないで!!」
間に入った。
ガンって。
その時、頭の中で思ってた。
「ここで止めないと、この子壊れる」
これ、間違いなくそうだった。
元夫、一瞬止まった。
でも次の瞬間。
「DVだろこれ!!」
は?
いやいやおかしいだろ。
どの口が言ってんの?
子どもにこんなの書かせて、
今、手上げようとしたの誰?
なのに急に。
「もう無理だわ……」
って泣き出して。
そのまま実家に逃げた。
……は?
いや、こっちが無理なんだけど。
でも。
ここからが違った。
いつもなら。
元夫が怒る
→離婚を匂わせる
→私が謝る
「ごめん、言い過ぎた」って。
機嫌取ってた。
正直、怖かったから。
でも今回は。
違った。
「わかった。離婚でいい」
スッて出た。
迷い、なかった。
この時、はっきり思った。
「前の私は、壊れないために謝ってた。でも今の私は、この子を守るために戦ってる」
あの紙を見た瞬間。
全部、終わってた。
そこから別居。
手続き、正直しんどい。
お金もキツい。
余裕なんて全然ない。
でも。
長男、変わった。
笑うようになった。
普通にしゃべる。
普通にふざける。
前みたいに。
顔色、見ない。
あの頃は。
怒られないように、
ずっと気を張ってた。
今は違う。
のびのびしてる。
ちゃんと、子どもしてる。
それ見た時。
「ああ、これでよかった」
って思った。
裕福じゃない。
むしろ大変。
でも。
あの家にいた頃より。
今の方が、100倍いい。
あの時、止めてよかった。
守ってよかった。
離れてよかった。
本気で、そう思ってる。
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