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8歳が3回の嘘で“お姉ちゃんが食べたい”と言わせ、出張帰りの6000円の草莓を他人名義で奪った。私は黙って箱を持ち、あの家へ向かった。
2026/02/25

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私は、8歳の子どもに3回も嘘を重ねられた。

それは、出張帰りの夫が両手で抱えて帰ってきた6000円の草莓だった。
「やっと買えた」と少し誇らしげに笑っていた顔を、私は覚えている。

「パパが帰ってから一緒に食べようね。」

娘はちゃんと頷いて、箱をそっと冷蔵庫にしまった。

その日の午後、友達が遊びに来た。

数分後、その子が台所に走ってきた。

「ねえ、あの子、ほんとは今すぐ草莓食べたいって言ってるよ。もう我慢できないって。」

その瞬間、胸の奥に小さな違和感が走った。

あの子は、さっきまで普通に遊んでいた。
我慢できないほどの顔はしていなかった。

でも私は何も言わなかった。

リビングに戻った彼女は、娘の耳元で何かをささやいた。
聞き取れなかった。でも、空気が少し変わった。

しばらくして、二人で並んでやってくる。

娘が言う。

「…お姉ちゃんが、ちょっと食べたいって。

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“お姉ちゃん”。

自分じゃない。

その言葉で、私はほぼ確信した。

でも、あえて箱を開けた。

半信半疑だった。
もしかしたら本当に娘が揺れたのかもしれない。

真っ赤な草莓を皿に乗せる。
二人は嬉しそうに頬張る。

その様子を見ながら、私は心の中で静かに流れを整理していた。

最初に告げ口。
次にささやき。
最後に“他人名義”。

原来不是嘴馋,是算计。

怒りがじわりと込み上げた。

でも私は怒鳴らない。

翌日、残っていた草莓を丁寧に洗い、きれいな箱に詰めた。

時間は夕方前。
ちょうど家族が揃う頃。

チャイムを押す。

ドアが開いた瞬間、私は穏やかに言った。

「昨日、子どもたち一緒に草莓食べて楽しかったです。とても喜んでました。」

それだけ。

“誰が特に喜んだか”は言わない。

でも伝わる言い方で。

相手のお母さんは少し驚いた顔をした。

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「そうなんですか…?」

私は笑っただけ。

その夜は静かだった。

そして翌日の午後。

ピンポーン。

ドアを開けると、向こうのお母さんが立っていた。

その隣に、昨日のあの子。

両手で大きな西瓜を抱えている。
少し重そうに。

視線は下を向いたまま。

「昨日はありがとうございました。子どもが…ちゃんと話しました。」

母親の声は穏やかだったけれど、意味は十分伝わった。

あの子が小さく言う。

「…ありがとう。」

西瓜が、どん、と玄関に置かれた。

重い音だった。

私はゆっくり息を吐いた。

ああ、これでいい。

その後、その子がうちで“誰かの名義”を使うことは、二度となかった。

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