初めてのアルバイトの日。
店のドアを開けた瞬間、目の前に立つお客さんの視線が刺さった。
その瞬間、頭の中が真っ白になって――
「い、いらっしゃいませござる…!」
……言っちゃったよね。🙃
自分でも聞き返したいくらい、変な日本語になってた。
『歓迎光臨』のつもりが、なぜか武士口調。
いやいやいや、頭フリーズしすぎ。
お客さん、ちょっと首を傾げてる。
後ろの同僚は肩を震わせて笑ってる。
私は瞬間、氷のように固まった。❄️
そして来た。2人組のサラリーマン。
見るからに忙しそうで、めっちゃ不機嫌そう。
注文を取りに行く手が、心臓の鼓動と一緒に震える。💦
「えっと…お飲み物は…」
「……あの、どうぞ」
言葉が噛む、噛む、噛む。
手のひらは汗でびっしょり。
皿を持ち上げるのも、心なしか怖い。
「このまま運んだら絶対こぼす…」
でも、ここで逃げるわけにはいかない。
勇気を振り絞って、硬直した体で皿をテーブルに置く。
すると――
「ハハハ!その言い方、めっちゃ面白いね!👍」
まさかの笑いが返ってきた。
固まっていた私の体が、一気にゆるむ。
え、笑った…?私のミスを笑いに変えた…?
二人組のサラリーマン、片方が悪戯っぽく拍手しながら言う。
「いやぁ、君の接客、最高だね。今日イチだわ!」👏
もう片方も、つられて笑ってる。
心の中でガッツポーズ。✊
今日一番の緊張が、嘘みたいに喜びに変わった瞬間だった。
さらにその後、料理を運んでいると、片方のサラリーマンが
「こっちもユニークに頼むぞ…」
と、武士口調を真似して注文。
二人で「拙者、ざるそばでござる」「拙者、もでござる」とやり取りしている。
私も思わず笑いながら、皿を置く手が震えなくなった。
接客って、笑いが生まれると一気に楽しくなるんだな、と思った瞬間。
緊張と恐怖でいっぱいだった私が、初めて「仕事って面白い」と心から思えた。✨
その日以来、二人組は店に来るたびに武士口調で注文する。
私は毎回フリーズしながらも、笑顔で受け答え。
おかげで私の接客は、一度のミスで劇的に覚醒した気がする。
アルバイト初日の翻車が、まさかこんな爽快な体験になるとは…😂
「間違えても、笑いに変えれば味方になる」
これが、私の初仕事の一番の教訓だった。
そして何より、あの二人組のサラリーマンには絶対に忘れられない。
割り箸をパキンと割った音も、今でも頭に残るくらい、鮮明な思い出。
緊張でガチガチだった私を、笑いで救ってくれた救世主。
感謝しかない。🙏
初めてのアルバイトは、失敗から始まることもある。
でも、その失敗を、ちょっとユーモアに変えられたら…
世界はこんなにも爽快になるんだ、と心から実感した日だった。💯