車検の見積もりを受け取った瞬間、私はその紙を二度見した。
57,050円。
……からの、合計114,250円。
いや、待って。
なんでそこまで行って、あと264円足さないんだよ。
もちろん、冷静に考えれば問題は“264円足りないこと”じゃない。
でも、その妙に中途半端な数字の止まり方が、なぜか異様に腹立たしかった。
雑というか、適当というか、こっちをナメてる感じがしたんです。
「何この金額。気持ち悪……」
思わず小声でそう言ってしまったくらいには、私はイラついていた。
しかも見積書の内訳をざっと見ても、何にいくらかかっているのかが妙にぼんやりしている。
法定費用だの整備代だの部品代だの、文字は並んでいる。
でも、“で、結局どこまでが本当に必要で、どこからがおすすめなの?”という一番知りたい部分が全然見えてこない。
私はその場で受付の若い店員さんに聞いた。
「この114,250円って、具体的に何が入ってるんですか?」
すると返ってきたのは、いかにも慣れた感じの一言だった。
「諸費用込みでして」
いやいや。
“諸費用”じゃ何もわからんのよ。
こっちは“込みです”で納得するために聞いてるんじゃない。
中身を聞いてるんだって。
だから私はもう一度、少しだけ言い方を変えて聞いた。
「いや、だからその“諸費用”の中身です。何が必須で、何が任意なんですか?」
すると店員さんの顔が、ほんの少しだけ曇った。
そして、ちょっとだけ面倒くさそうな声でこう言った。
「皆さん、この内容でやってますので」
その瞬間、私の中で何かが切れた。
皆さんがやってるから何?
皆さんが払ってるなら、私も黙って払えってこと?
納得できない客は面倒くさい客扱いってこと?
もう無理だった。
「じゃあ、その“皆さん”じゃなくて、私の見積もり
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