「100万円入ってたらどうしよう」と本気で思ってた私が、初任給で知ったこと
給料日の前夜、私はかなり浮かれていた。
スマホのカートには、前から欲しかったブランドのイヤホン。
限定スニーカー。
それから、ちょっと背伸びした高級ケーキ屋のホールケーキまで入っていた。
「もし明日、100万円とか振り込まれてたらどうしよう」
今思えば、どうしようじゃない。
そんなわけない。
でも、そのときの私は本気でそう思っていた。
だって、人生で初めて丸一か月、ちゃんと働いたから。
毎日へとへとになるまで立ちっぱなしで、帰ったらお風呂に入る気力もなくて、そのまま寝落ちする日もあった。
休みの日ですら、次のシフトのことを考えて気が重かった。
「これだけしんどいんだから、給料はきっとすごい」
計算もしていないくせに、私は勝手にそう信じていた。
しかも調子に乗って、友だちのグループにも言ってしまった。
「明日、初任給入るから夜ごはん私が奢る!遠慮しないで!」
送った瞬間は気持ちよかった。
ようやく大人になれた気がしたし、頑張った自分を派手に祝いたかった。
“初任給でみんなにごちそう”なんて、なんだかすごくかっこよく見えた。
そして翌朝。
私は少し震える指で給与明細を開いた。
総支給、178,160円。
そこから健康保険、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税が引かれて、
実際の振込額は 146,938円 だった。
私はしばらく画面を見つめたまま動けなかった。
100万円どころか、20万円にも届いていない。
頭の中で、昨夜カートに入れたイヤホンも、スニーカーも、ホールケーキも、きれいに消えていった。
そしてその直後に思い出した。
昨夜の自分のメッセージを。
「夜ごはん私が奢る!」
最悪だった。
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引用元:https://x.com/neteru_365/status/2036724765176787276,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]