「うわ、最悪。あの人たちの近くじゃありませんように」――そう思いながら自分の座席番号を見た瞬間、私は無言になった。まさかの、真後ろだった。
新幹線に乗り込んだ瞬間から、すでに嫌な予感はしていた。
少し前の列にいた外国人の男性が、グリーン車だというのに大声で電話をしていた。
それだけでも十分きついのに、シートはほぼフルリクライニング。
しかも、靴を履いたまま足を前の座席に乗せている。
一瞬、自分の目を疑った。
ここ、本当にグリーン車だよね? と。
静かに移動したい人が多いはずの車両で、
その人だけがまるで自分の家のソファに寝転がっているみたいだった。
電話の声はやたら大きいし、笑い声まで混ざる。
周りの空気なんて一切気にしていない。
むしろ、「文句あるなら言ってみろよ」とでも言いたげな開き直りが、後ろ姿からすでに伝わってくる。
私はその時、心の中で本気で祈った。
お願いだから、あの人たちの近くの席じゃありませんように。
でも、現実はだいたいそういう時ほど残酷だ。
自分の席に着こうとして番号を確認した瞬間、私は思わず立ち止まった。
そこは、まさかのその人の真後ろだった。
一気に疲れた。
まだ座ってもいないのに、もう帰りたくなった。
けれど、席を変えられる保証もないし、とりあえず座るしかない。
私は荷物を置いて、できるだけ気配を消すように腰を下ろした。
でも、すぐにわかった。
これは「ちょっとうるさい」で済む話じゃない。
前の人のシートが深く倒れすぎていて、圧迫感がすごい。
ただでさえ広くないパーソナルスペースが、さらに削られる。
そのうえ電話はずっと続いていて、しかも声量は一向に落ちない。
車内のアナウンスより、あの人の声のほうが頭に入ってくるくらいだった。
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引用元:https://x.com/2020reborn/status/2037136034497175618,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]