午前1時半、私は「0名・40,000円」と印字された点検レシートを見た瞬間、背中がすっと冷えた。
でも本当にぞっとしたのは、その金額でも、閉店後なのに売上が立っていたことでもなかった。
隣にいた同僚が、何気ない顔で「これ、閉店前にあなたが処理し忘れたんじゃない?」と言った、その一言だった。
その日は、いつも通り閉店作業をしていた。
レジ締めをして、売上を確認して、電源を落として、最後はブレーカーまで確認する。
うちの店は閉店後、レジの電源を落とすだけじゃない。ブレーカーから切る。だから営業時間外に何かが動くなんて、普通はありえない。
なのに、その夜だけは違った。
売上が四万円ずれていた。
最初は、見間違いかと思った。
もう一度、レシートを見た。
そこにははっきりと、こう書かれていた。
01:00→01:30
客数 0名
個数 0.04点
金額 ¥40,000
意味がわからなかった。
客数が0なのに売上がある。
個数が0.04点なんて、まともな会計で出る数字じゃない。
しかも、午前1時から1時半なんて、店はとっくに閉まっている。
私は一瞬、本気で鳥肌が立った。
でも、その空気はすぐ別の意味で重くなった。
「これ、最後にレジ触ったの誰だっけ?」
誰かがそう言って、全員の視線がこちらに向いた。
最後に締め作業をしたのは、確かに私だった。
すると、あの同僚がためらいもなく言った。
「閉店前に何か変な操作したまま、忘れてたとかじゃない?」
その瞬間、怖さより先に、怒りが来た。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.threads.com/@komaki_sairyou/post/DL4qT61zddX,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]