私が未就学児4人を連れて、ひとりでデニーズに入った瞬間。
店の空気が、ほんの一瞬だけ止まった気がした。
「あ、このテーブル絶対大変なやつだ」
たぶん、周りの誰も口には出していなかった。
でも視線が全部そう言っていた。
わかる。私だって逆の立場なら、ちょっと見る。
未就学児4人。大人1人。しかもランチどき。
正直、私自身も心の中で「今日こそ終わったかもしれない」と思っていた。
その日は、朝からすでに体力をかなり持っていかれていた。
靴を履かない、靴を脱ぐ、喉が渇いた、抱っこ、トイレ、やっぱり行かない、でもやっぱり今行く。
家を出るまでにひと仕事。
それでもなんとか全員連れて外に出て、ここまで来た時点で、私はもう半分やり切った気でいた。
でも本番はそこからだった。
ちょうどお昼どきのデニーズはそこそこ混んでいて、店内はにぎやか。
空いている席に案内されるまでの数十秒ですら、私は全神経を使っていた。
ひとりは勝手に別方向へ歩こうとするし、ひとりは「おなかすいたー!」を連呼、ひとりはメニューより先にドリンクバーを探し、もうひとりは椅子によじ登ろうとしている。
店員さんがにこやかに対応してくれているのが、本当にありがたかった。
席についても、もちろん落ち着くわけがない。
私はバッグを置く前におしぼりを配り、メニューを広げる前にストローを確保し、水を倒される前にコップの位置をずらし、誰かが「ママー!」と呼んだら0.
5秒で反応する。
自分が座る暇なんてない。
“食事”というより、もはや指揮官だった。
しかもこういう時に限って、全員が違うものを食べたがる。
「ぼく、うどん!」
「わたしラーメン!」
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