「これ、食べてみて」
そう言って、中国人留学生が日本のクラスメートに渡していたもの。
最初に見た時は、ただの海外のお菓子かと思った。
珍しい食べ物を友達に紹介しているだけ。
そう見えた人もいると思う。
でも、正体を知った瞬間、笑えなくなった。
それは「ビンロウ」。
一部の地域では普通に売られていて、噛む習慣があるものらしい。
だから本人にとっては、そこまで特別なものではなかったのかもしれない。
でも、ここは日本の学校だ。
相手は、それが何なのか分からないまま受け取っていた可能性がある。
この差が、一番怖い。
海外の食べ物だから悪い、という話ではない。
文化が違うから全部ダメ、という話でもない。
問題は、健康リスクが指摘されているものを、説明もなくクラスメートに渡していたように見えること。
もし相手が、
「お菓子かな?」
「木の実かな?」
「友達がくれるなら大丈夫かな?」
くらいの感覚で口にしていたなら、かなりまずい。
ビンロウは、ただの珍味ではない。
アレカナッツを使った嗜好品として知られていて、依存の問題や、口の中への深刻な影響が指摘されている。
国や地域によっては、かなり身近なものかもしれない。
でも、日本の学生がそれを知っているとは限らない。
むしろ、知らない人の方が多いと思う。
だからこそ、渡す側には説明が必要だった。
「これはこういうもの」
「こういうリスクがある」
「食べるかどうかは自分で判断して」
最低でも、そこまで言うべきだった。
それをしないまま、
「食べてみて」
で済ませるのは、さすがに軽すぎる。
学校という場所は、ただ勉強する場所じゃない。
未成年を含む生徒が集まる場所であり、保護者が安心して預けている場所でもある。
そこで、正体の分からないものが生徒同士で渡されている。
しかも、それが健康リスクのあるものだった。
これを「生徒同士のちょっとしたやり取り」で終わらせるのは違うと思う。
先生たちも忙しいのは分かる。
留学生対応も、文化の違いへの配慮も、簡単ではないと思う。
でも、配慮と放置は別。
文化を尊重することと、学校内で何でも許すことは違う。
日本のクラスメートが何も知らずに口にしていたなら、学校側はきちんと確認すべきだ。
誰が持ち込んだのか。
どこで渡していたのか。
他にも食べた生徒がいるのか。
体調に変化が出た人はいないのか。
そして、今後同じことが起きないように説明すべきだ。
これは大げさではない。
むしろ、早い段階で止めるべき話だと思う。
「知らなかった」
「悪気はなかった」
「母国では普通だった」
そういう言い分が出るかもしれない。
それ自体は理解できる。
でも、悪気がなければ何を渡してもいいわけではない。
相手が知らないものを口に入れる時点で、そこには責任がある。
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引用元:https://twitter.com/daihonyaku/status/2048290942378246564?s=46,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]