検査結果の紙を見た瞬間、私は思わず二度見した。
猫、犬、ハウスダスト、花粉、卵、牛乳、小麦、エビ、カニ。
全部0。
いや、そんなことある?
一項目ずつ見直しても、やっぱり全部0。
花粉もダニも動物もカビも食べ物も、見事なくらい何も引っかかっていない。
安心したというより、最初に出た感情は完全に**「え、逆に何者?」**だった。
もともと私は、昔から周りにやたら“アレルギー認定”されやすいタイプだった。
春にくしゃみをしたら、
「花粉症じゃん」
肌がちょっと荒れたら、
「それ食べ物アレルギーじゃない?」
咳が続けば、
「ハウスダストかもよ」
いやいや、決めるの早くない?
ただ寝不足の日もあるし、普通に風邪っぽい日もあるし、乾燥してるだけの時だってある。
なのに周りは、ちょっとした不調を見るたびにすぐ
「それ絶対アレルギー」
で片づけたがる。
特に面倒だったのが、職場の同僚たちだった。
うちの職場には、“アレルギー話”がやたら好きな人が何人かいて、昼休みになるとよく
「私、小麦ダメなんだよね」
「私は花粉と猫」
「最近はフルーツも怪しい」
みたいな流れになる。
別にそれ自体はいい。
実際つらい人もいるだろうし、体質の話をするのは自然だと思う。
でも、そこに私が少しくしゃみでもしようものなら、すぐこっちに話が飛んでくる。
「え、今の完全に花粉でしょ」
「いや、Selenaさんも何か持ってるって」
「今どき何もない人の方が珍しいよ?」
最初のうちは笑って流していた。
「たぶん違うと思いますよ」って。
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引用元:https://x.com/pi_chan38/status/2035899042786574797,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]