最近、介護や医療の現場でたびたび話題になるのが、「体のニオイの変化」です。
もし家族から、今までとは違う甘いニオイがするようになったら、「年齢のせいかな」と見過ごさないでください。
実は、医療現場では体内の代謝異常によって独特のニオイが現れることがあるとされています。
特に知られているのが、飴を煮詰めたような甘いニオイと、熟した果物のような甘酸っぱいニオイです。
この原因の一つとして考えられているのが、「ケトン体」の増加です。体が十分な糖をエネルギーとして使えなくなると、脂肪を分解してエネルギーを作る過程でケトン体が増え、その成分が呼気や体臭に現れることがあります。
こうしたニオイは、糖尿病の重い代謝異常や長期間の絶食、重度の栄養不足などでも見られることがあり、必ずしも「人生の最期」を意味するわけではありません。しかし、終末期には内臓機能の低下や代謝の乱れが重なり、同じようなニオイが現れるケースがあることも医療関係者の間で知られています。

もちろん、ニオイだけで病状や余命を判断することはできません。ですが、「いつもと違う」と感じる変化は、大切な体からのサインである可能性があります。
もし急に甘いニオイが続いたり、食欲低下、意識の変化、極端な倦怠感などほかの症状も見られる場合は、自己判断せず早めに医療機関へ相談することが大切です。
体の変化は、小さなサインから始まります。普段から家族の様子を気にかけ、「いつもと違う」に気づけることが、適切なケアや早期対応につながるかもしれません。
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