あの日、連絡帳を開いた瞬間、手が止まりました。
そこに書かれていたのは、子どもの様子でも、その日の出来事でもありませんでした。
書かれていたのは、たったこれだけです。
「事務処理上の都合、退園届を16日(月)に提出していただいてよいでしょうか。」
何度読んでも、胸の奥がざわつきました。
「事務処理上の都合」。
その言葉の軽さに、私はしばらく息ができませんでした。
子どもが毎日通っていた場所。
朝、泣きながらも頑張って靴を履いて、少しずつ慣れていった場所。
小さな体で、一生懸命に生活を積み重ねてきた場所。
その居場所がなくなるかもしれないという話が、まるで一枚の書類の処理のように書かれていたからです。
退園の話が突然出たのは、2月12日でした。
あまりに急で、私はすぐに状況を整理することすらできませんでした。
それでも、まず考えたのは自分の気持ちではなく、子どものことでした。
次の園はすぐ見つかるのか。
環境が変わって大丈夫なのか。
急に居場所を失うことが、どれだけ子どもに負担になるのか。
私は何度も状況を説明しました。
転園先探しが難航していること。
簡単に次が決まるわけではないこと。
子どもの生活は、大人の都合だけで切り替えられるものではないこと。
行政の方にも間に入っていただき、現状を共有しました。
少しでも子どもの負担が減る方向で進めてもらえないか、と願いながら。
でも、園側から返ってきたものは、こちらの事情に寄り添う言葉ではありませんでした。
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引用元:https://www.threads.com/@papao_fukugyo/post/DV-SEUVEkGb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]