今日は、朝からオフィスの蛍光灯を片付けるつもりだった。
ただそれだけの、地味で、誰にも褒められない雑務のはずだった。
机の上に積まれた使用済みの蛍光灯を見て、「よし、これを処分して、やっと一つ片付く」と軽い気持ちで動き始めた朝。
その時の私は、まさかこのあと処分費用の高さに震えることになるなんて、1ミリも想像していなかった。
まず業者に見積もりを取った。
本数を伝えて、種類を伝えて、「まあ、そこまで高くはならないだろう」と思っていた。
蛍光灯の処分なんて、面倒ではあっても、そこまでお金が飛ぶ話じゃない。そう信じていた。
でも、返ってきた金額を見た瞬間、思わず二度見した。
……え、1本でそんなにかかるの?
いやいや、ちょっと待って。
冗談じゃないよね?
こっちは蛍光灯を捨てたいだけで、宝石を処分したいわけじゃない。
画面を見ながら、私は本気で固まった。
一本ごとの単価も高い。回収費もある。運搬費もある。手続き費もある。
気づけば、ただ蛍光灯を片付けるだけの話が、軽く予算を超える事件になっていた。
「これはさすがにおかしい」と思って、業者に問い合わせた。
すると返ってきたのは、きれいに整った、でもまったく救いのない一言。
「これが規則ですので。」
その瞬間、朝の眠気なんて完全に吹き飛んだ。
規則。
便利な言葉だ。強い言葉だ。
でも、こっちからすると、その“規則”の一言で全部押し切られるのは、どうしても納得がいかなかった。
もちろん、ルールがあるのはわかる。
蛍光灯には種類によって適切な処理が必要だし、自治体や業者ごとに扱いが違うこともある。
危険物や資源としての扱いが絡むなら、雑に捨てられないのも理解している。
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