郊外の大型ショッピングモール。フードコートも映画館もある、休日はいつも混むタイプの場所。
その日も私は、買い物袋をぶら下げて駐車場を歩いていました。
で、見つけた瞬間に思ったんです。
「これ、怒るやつじゃなくて……効くやつだ」って。
車のリアに、白い紙。テープでしっかり貼られてて、遠目でも読める。
大意はこう——「長時間の駐車はご遠慮ください!」
いわゆる“注意書き”なんだけど、口で言うより100倍わかりやすい。
変に罵倒もしてない。淡々としてる。だからこそ、刺さる。
私は笑った。正直、スカッとした。
だってこの手の人って、注意されたら逆ギレするか、知らん顔するか、どっちかだから。
でも紙は嘘つかない。貼られた事実が残る。しかも目立つ場所に。
ただ、次の瞬間に空気が変わりました。
私の横にいた、作業着っぽいおじさんが、手を震わせながら言ったんです。
「……あの車、うちの店の前の“客用”を一日中占領してたんだよ」って。
聞けば、近くにある商店の“関係者・短時間専用”みたいな位置らしい。
本来なら、買い物の出入りがある人のためのスペース。
そこを、誰かが朝からずっと置きっぱなし。
「店の前が埋まってると、常連さんが入れないんだよ」
おじさんの声が、悔しさで滲んでました。
正義感というより、生活を荒らされた怒り。これ、地味に一番きついやつ。
周りを見ると、同じ方向に視線を向ける人が何人かいました。
「またか」みたいな空気。
つまり一回きりじゃない。少なくとも“そう見える”。
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