「このスペーシア、どうやって脱出すんの?」
朝一番、駐車場に着いた瞬間、白い俺の車が完全に挟まれて動かないことに気づいた。
右は黒のキューブ型の車、左は薄い水色の軽自動車。まるで誰かがわざと挟み込んだかのようだ。
ハンドルを少し切って前後に動かそうとするけど、ほんの数センチしか動かない。これ以上やれば擦るかもしれない。
「ま、まさか…みんな見てるだけか?」
周りを見渡すと、他の車を停めた人たちはただ立ち止まり、スマホをいじったり、通り過ぎるだけ。
正直、心の中で怒りが沸点に達しそうになった。
これ、普通に置きっぱなしにして帰るやつ、絶対許せん。
まずは冷静に、写真を撮って証拠を残す。
そして管理会社に電話した。「すみません、私の車が他の車に挟まれて出せません。対応お願いします!」
10分ほど待つと、駐車場のスタッフが来てくれて状況を確認。
黒い車の前輪がラインを大幅に超えて停められていること、水色の軽も寄せすぎで隙間がほぼゼロだったことが判明した。
次はドラマチックな瞬間。
スタッフが連絡して、ついにレッカー車が到着。
俺は車に残り、手に汗握る瞬間をじっと見守る。
黒の車の前後にワイヤーが掛けられ、慎重に引っ張られる。
水色の軽も少しだけ押され、微妙な角度を直される。
「うわ…これ、俺の車本当に出せるのか?」
心臓はバクバク、汗が額に伝う。
そしてその瞬間。
黒い車の車主が駐車場に戻ってきた。
「な、何してるんだ…」
スタッフが一言、「駐車違反ですので、罰金と指導があります」と告げると、車主の顔が真っ青に。
隣の水色の軽の人も、視線をそらしながらしぶしぶ車を整列させる。
俺は心の中でガッツポーズを決めた。
「やっと出られる…」
ハンドルを握り、ゆっくり前進。擦れそうだったタイヤも無事、白い車は安全地帯へ。
周囲の人たちは口をあんぐり開け、ただ見守るばかり。
俺はニヤリと笑う。これぞ正義の反撃だ。
最後にスタッフが残してくれた言葉も痛快だった。「こういう停め方は本当に困ります。罰金はちゃんと払ってもらいますからね」
俺は車を出して駐車場を後にする。その背中で、黒の車のオーナーがまだ顔色を変えているのを確認した。
「フフフ、これで思い知っただろう。勝手な停め方は許さない」
思わず声に出してつぶやくと、爽快感が全身に広がった。
今日の教訓:
無責任な駐車には、冷静な反撃とルールを駆使するべし。
そして、ちゃんと記録を残しておくこと。
正義は待っている。勝利は、必ず爽快感とともにやってくる。
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