父が亡くなって一年が経ちました。三年間、父の看病をしましたが、遺産分配に私の名前はありませんでした。マンションは長女の雪、預金は次女の彩に渡され、末っ子の息子である私、たけしには何も残さなかったのです。 画面を二回タップするとストーリーが続きます。 「お前、父さんに何か悪いことしたの?まだ若いじゃん。」 「ぼく…倒産の介護で仕事もできなくて、何もないんです。」 「誰がそうしろって言った?これから頑張っていきなさい。」 その日以降、姉たちは連絡がありませんでした。絶望で毎日を耐えていた時…(続)
2026/05/13